盆栽の用土とは何か?また、盆栽の用土の種類にはどんなものがあるのか?
盆栽の用土の基本からおすすめの配合までを紹介します。
盆栽の用土のおすすめの配合について教えて欲しい。
こんな方に向けた内容となっています。
本記事の内容
- 盆栽の用土の3つの役割
- 盆栽の用土の種類
- 盆栽の用土のおすすめの配合3種類
目次
盆栽の用土とは?
まず、盆栽の用土の基本となる知識を紹介します。
盆栽の用土は基本を理解すると用土の配合の理解が深まりますので覚えておきましょう。
盆栽の用土には、必要とされる3つの役割(排水、保水、通気)があります。
盆栽の用土に3つの役割がなぜ必要なのかをまとめると以下の様になります。
盆栽の用土の3つの役割
- 排水:水はけのこと、排水性が良いと水を溜め込まない。
- 保水:水もちのこと、保水性が良い用土は水分を長く保持できる。
- 通気:空気の通しやすさで、通気性が良いと根の呼吸を妨げない。
盆栽の用土の種類について
盆栽の用土の種類として、基本の4種類の用土(赤玉土、竹炭、富士砂、軽石)と石付き用のケト土、サツキ用の鹿沼土を紹介していきます。
紹介する盆栽用土の種類
- 赤玉土
- 竹炭
- 富士砂
- 軽石
- ケト土
- 鹿沼土
盆栽の用土1種類目:赤玉土(あかだまつち)
盆栽の用土1種類目は、赤玉土です。
盆栽に最も多く用いられている土で、赤土を乾燥させたもの。
土の粒は、大中小の大きさがあり、土の粒が大きいものほど、通気、排水、保湿に優れている。
盆栽の用土2種類目:竹炭
盆栽の用土2種類目は、竹炭です。
竹炭は、盆栽の用土の中で余分な水、腐敗した物質の吸収などの役割を果たしてくれるので根腐れ防止の為に必要。
盆栽の用土3種類目:富士砂(ふじすな)
盆栽の用土3種類目は、富士砂です。
通気性が良い特徴を持っており、鉄分を多く含んでいる特徴がある。
富士砂は、火山灰土を園芸に使用するために加工されたものである。
盆栽の用土4種類目:軽石
盆栽の用土4種類目は、軽石です。
排水性、通気性に優れている特徴がある。
主に盆栽の鉢の底に使用されることが多く、根の育成を促すことに役立つ。
盆栽の用土5種類目:ケト土
盆栽の用土5種類目は、ケト土です。
保水性が高い特徴を持ち、石付き盆栽に使われる。
ケト土は腐食した土なので、乾燥させないように注意する必要がある。
盆栽の用土6類目:鹿沼土(かぬまつち)
盆栽の用土6種類目は、鹿沼土です。
排水性、通気性に優れており、酸性度が高い特徴があり、サツキの盆栽に使われる。
「鹿沼」は栃木県の鹿沼地方から由来しており、軽石の一種である。
盆栽の用土のおすすめの配合
盆栽の用土の役割と種類を説明したので、おすすめの配合について説明します。
今回は、基本用土、石付き用の用土、サツキ用の用土の3種類を紹介します。
盆栽の用土おすすめの配合1:基本用土
盆栽の用土おすすめの配合1つ目は、基本用土です。
基本用土は、ほぼ全ての盆栽の種類(松柏盆栽、葉もの盆栽、花もの盆栽、実もの盆栽)に対して使える用土です。
用土の配合内訳(10に対する割合)
- 赤玉土(割合:7)
- 竹炭(割合:1)
- 富士砂(割合:1)
- 軽石(割合:1)
盆栽の用土おすすめの配合2:石付き用の用土
盆栽の用土おすすめの配合2つ目は、石付き用の用土です。
石付き用の用土は、粘度の高いケト土が半分の割合を占めており、石に根を付着させるための用土です。
水苔も用土の配合に用いる。
用土の配合内訳(10に対する割合)
- ケト土(割合:5)
- 水苔(割合:3)
- 赤玉土(割合:2)
盆栽の用土おすすめの配合3:サツキ用の用土
盆栽の用土おすすめの配合3つ目は、サツキ用の用土です。
サツキ用の用土は、酸性の土壌で配合する必要があるので鹿沼土をベースに山ゴケを混ぜた用土です。
用土の配合内訳(10に対する割合)
- ケト土(割合:9)
- 山ゴケ(割合:1)
この3種類の盆栽の用土のおすすめの配合を覚えておくと便利です。
特に盆栽の用土として万能な基本用土は、是非覚えておきましょう。
盆栽の用土とは?種類とおすすめの配合を紹介のまとめ
今回の記事では
- 盆栽の用土とは?
- 盆栽の用土の種類について
- 盆栽の用土のおすすめの配合
を紹介させていただきました。
盆栽の用土としておすすめの3種類を紹介しましたが、基本用土が幅広い盆栽に使えるのでぜひ覚えておいてください。