盆栽の肥料はなぜ必要？盆栽の肥料の栄養素はどうやって見る？おすすめは何？
盆栽の肥料のおすすめについて教えて欲しい。
こんな方に向けた内容となっています。
本記事の内容
- 盆栽の肥料の必要性と3種類の栄養素
- 盆栽の肥料を選ぶ際に覚えておくべき2つのポイント
- 盆栽の肥料おすすめ4種類の特徴
目次
盆栽の肥料の必要性・3種類の栄養素
盆栽の肥料はなぜ必要なの？盆栽の肥料って何に役立っているの？という疑問を持たれている方に盆栽の肥料の必要性についてわかりやすく説明をします。
盆栽の肥料の必要性「盆栽にとって必要な栄養素が不足する」
盆栽も他の植物と同様に必要な栄養素が不足することで状態が悪くなることがあり、盆栽の肥料は、盆栽に不足する栄養素を補うために必要となります。
盆栽の肥料によって補いた栄養素は、カリ（カリウム）、チッ素、リン酸の3種類となります。この3種類は根、葉と茎、花の成長にとって必要な栄養素となっている。
盆栽にとって必要な栄養素3種類
- カリ（カリウム）：盆栽の「根」の発育にとって必要な栄養素であり、根肥（ネゴエ）とも呼ばれることもある。
- チッ素：盆栽の「葉と茎」の発育にとって必要な栄養素であり、葉肥（ハゴエ）とも呼ばれることもある。
- リン酸：盆栽の「花」の発育にとって必要な栄養素であり、葉肥（ハゴエ）とも呼ばれることもある。
さて、盆栽の肥料で補いたい栄養素がわかったところで、「盆栽の種類によっては花がない盆栽もあるのでは？」と思われた方もいらっしゃると思いますが、まさにその通りで3種類の栄養素は、「盆栽の肥料の選び方」に大きく関係しています。
盆栽の肥料を選ぶ際に覚えておくと便利なこと
盆栽の肥料の基礎となる盆栽に必要な栄養素がわかったところで、盆栽の肥料を選ぶ際に覚えておくこと便利なことを紹介します。
- 盆栽の種類別に必要な肥料（栄養素）
- 盆栽の肥料の成分の見方
この2つのは、盆栽の肥料の選ぶ際に覚えておくと便利です。
1：盆栽の種類別に必要な肥料（栄養素）
盆栽の肥料を栄養素の前提として盆栽の種類別に必要な栄養素を覚えておくと良いでしょう。
盆栽の種類別に必要な栄養素
- 松柏盆栽：「葉と茎」の発育にとって必要なチッ素を多めに含んでいる肥料
- 葉もの盆栽：松柏盆栽と同様にチッ素を多めに含んでいる肥料
- 花もの盆栽：「花」の発育にとって必要なリン酸を多めに含んでいる肥料
- 実もの盆栽：花もの盆栽と同様にチッ素を多めに含んでいる肥料
つまり、肥料をあげる対象の盆栽がチッ素を多く必要とするのか、リン酸を多く必要とするのかを覚えておく必要があります。
2：盆栽の肥料の栄養素の比率
盆栽の肥料選びのポイント1を覚えた上で、盆栽の肥料を選ぶときは栄養素（カリ、チッ素、リン酸）を数字で見て判断しましょう。
例として、カリ(4)、チッ素(8)、リン酸（2)の様に成分が書かれていることが多いです。
「カリ(4)、チッ素(8)、リン酸（2)」が何の数字を意味しているかというと、カリ：4グラム、チッ素：8グラム、リン酸2グラムが100グラムの肥料に対して含まれているということを意味しています。
盆栽の肥料のおすすめの4種類を簡単に紹介
盆栽の肥料について栄養素についての理解が深まったところで、最後に盆栽の肥料のおすすめ4種類を簡単に紹介しておきます。
盆栽の肥料おすすめその1：粉肥
粉肥の特徴は、油粕などを原料としており、粉末タイプとなっているので広範囲にまんべんなく肥料を与えることができます。
盆栽の肥料おすすめその2：玉肥
玉肥の特徴は、4種類の肥料の中でも効き目が長持ちしやすい点です。玉状となっているので、粉肥よりも扱いやすい肥料となっています。
盆栽の肥料おすすめその3：水肥
水肥の特徴は、「発酵」させた肥料であることで、発酵の期間が短い場合には、土壌の肥料濃度が濃くなりやすく「肥料あたり」の原因になります。
季節によって発酵の期間が異なり、春と秋：2ヶ月、夏：1ヶ月、冬；2ヶ月以上がおおよその目安となります。
盆栽の肥料おすすめその4：化学肥料
化学肥料の特徴は、4種類の肥料の中で最も即効性が期待できる肥料です。即効性がある分、盆栽に間違えた与え方をしてしまうと盆栽にとって悪影響を及ぼす可能性があるので取り扱いには注意が必要です。
盆栽の肥料を選ぶ際の参考にしてください。
盆栽の肥料の必要性・覚えておくと便利なこと・おすすめ4種類を紹介のまとめ
今回の記事では
- 盆栽の肥料の必要性・3種類の栄養素
- 盆栽の肥料を選ぶ際に覚えておくと便利なこと
- 盆栽の肥料のおすすめの4種類を簡単に紹介
を紹介させていただきました。
盆栽の肥料は、まず必要性と栄養素の基本的なことを覚えてから、盆栽の種類と状況に応じて必要な肥料を選んでいきましょう。
肥料を適切に与えることができるようになると盆栽を元気な状態で保つことにつながります。