盆栽とは一体いつからあるのだろうか?盆栽って一体どんなものなんだろう?
盆栽の基本的な情報について教えて欲しい。
こんな方に向けた内容となっています。
本記事の内容
- 盆栽の歴史・ルーツ
- 盆栽の樹種の「松柏盆栽」と「雑木盆栽」
- 盆栽の大きさの分類
- 盆栽の裏表
盆栽とは?〜盆栽のルーツについて〜
盆栽とは一体どのような歴史・ルーツがあって現在の盆栽に至ったのか?
盆栽は、日本の伝統文化であるので、日本発祥の文化と思われている方も多くいらっしゃると思いますが、中国で約1200年前に興った「盆山」が、盆栽のルーツとされています。
盆栽のルーツ「盆山」が中国から日本に伝わったのは平安時代であり、貴族などの上流階級に広まりました。
平安時代は上流階級のものだった盆栽も江戸時代の後半まで時代が進むと庶民まで広まり始め、江戸時代後半以降は今日の盆栽まで多くの人に親しまれてきました。
因みに盆山という呼び名ではなく、現在の盆栽と呼ばれ始めたのは明治時代になってからなので最近のこととなります。
盆栽とは?〜盆栽の樹種について〜
盆栽とは何かを知る上で欠かせないのが樹種について知ることです。
盆栽がどんなものなのかを知りたい!という方は、まず樹種について知ることで盆栽の幅広さや奥深さを知るキッカケとなることが多いです。
盆栽の樹種4種類
盆栽の樹種は
- 松柏盆栽
- 葉もの盆栽
- 花もの盆栽
- 実もの盆栽
この4種類の盆栽のうち松柏盆栽以外は総称して「雑木盆栽」とも呼ばれています。
続いて松柏盆栽と雑木盆栽についてそれぞれ説明します。
松柏盆栽
松柏盆栽とは、盆栽の代表格であり、松や杉などの常緑針葉樹が松柏盆栽の代表品種です。
盆栽をあまり知らない方でも盆栽と聞いた時に、松の盆栽を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
松の盆栽にも複数の種類があり、五葉松、黒松、赤松、蝦夷松、唐松、錦松な代表的な種類として挙げられることが多いです。
雑木盆栽
雑木盆栽とは、季節ごとにその姿が変化する盆栽が多く、変化に富むことが魅力の盆栽です。
雑木盆栽の代表品種は、葉もの盆栽(モミジやカエデ、ケヤキなど)、花の鑑賞を楽しめる花もの盆栽(ウメやサクラ、ツバキなど)、実がなる様子を楽しめる実もの盆栽(カリンやヒメリンゴなど)がある。
盆栽とは?〜盆栽の大きさの分類と表裏について〜
盆栽の樹種の次は、盆栽の大きさの分類と盆栽の表裏について説明します。
盆栽の大きさの分類
盆栽は、盆栽の樹高によって4種類の呼び名があります。
樹高によって変わる4種類の盆栽の呼び名
- 大物盆栽:樹高50センチ以上の盆栽
- 中品盆栽:樹高20センチから50センチまでの盆栽
- 小品盆栽:樹高20センチ以下の盆栽
- ミニ盆栽:樹高10センチ以下の盆栽
ミニ盆栽は、小品盆栽の中の一部の呼び方になるので樹高20センチ以下の盆栽は、全て小品盆栽と呼ぶ場合もありますので注意が必要です。
近年では盆栽をより身近に楽しむことができるとミニ盆栽ができたことで、インテリアとしても幅広い層の方が盆栽を楽しむことができるようになってきました。
盆栽の裏表
盆栽には、実は表面と裏面があります。
幹の姿を見ることができるのが盆栽の表面であり、逆に裏面は幹は枝で隠れて鑑賞しづらい面となります。
しかしながら、盆栽の中でも優れている盆栽は、表面と裏面に関係なくどの角度から見ても美しい造形が楽しめます。
盆栽とは?ルーツ、樹種、大きさの分類、表裏について説明のまとめ
今回の記事では
- 盆栽とは?〜盆栽のルーツについて〜
- 盆栽とは?〜盆栽の樹種について〜
- 盆栽とは?〜盆栽の大きさの分類と表裏について〜
を紹介させていただきました。
盆栽初心者の方は、今回の記事で紹介した内容を覚えておくと役立つでしょう。