懸崖とはどんな意味か、また、盆栽の懸崖についてご存知でしょうか?
盆栽の「懸崖」の飾り方を教えて欲しい。
こんな方に向けた内容となっています。
本記事の内容
- 懸崖とは?意味と特徴
- 盆栽の「懸崖」を飾る時の2つのポイント
目次
懸崖とは?
懸崖(けんがい)とは何なのかを順を追ってわかりやすく説明していきます。
- 懸崖とはなんなのか
- 盆栽の懸崖とは?
- 盆栽の懸崖の特徴
1.懸崖とはなんなのか
懸崖(けんがい)という漢字を初めて見た方は読み方がわからなかった方も多いのではないでしょうか?
懸崖とは「きりたった崖(がけ)」を意味する言葉ですが、「懸崖」という言葉が使われているのは、ほとんどが盆栽の用語として使われいます。
2.盆栽の懸崖とは?
盆栽の懸崖とは「盆栽の樹の形」を表す言葉です。
盆栽の樹の形には、主に直幹(ちょっかん)、模様木(もようぎ)、吹き流し、株立ち、寄せ植え、懸崖(けんがい)の6種類があり、それぞれの言葉によって盆栽の樹の形を表しています。
また盆栽を懸崖の形に仕立てることを「懸崖作り」や「懸崖仕立て」と言います。
懸崖以外の「盆栽の樹の形」については、以下の記事で紹介をしていますので是非ご覧ください。
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3.盆栽の懸崖の特徴
盆栽の懸崖は、「まるで崖の淵にあるかの様に下に垂れ下がっている形」をしていることが特徴的です。
どんな盆栽が「懸崖」に当てはまるかというと、葉や幹が根よりも低い位置まで垂れ下がっている盆栽が「懸崖」に当てはまります。
盆栽の懸崖は、その特徴的な姿かたくましい生命力や力強さを表現することができます。
樹高が50センチを超える大物盆栽の懸崖は、実物をみてみるとその迫力に圧倒されます。
盆栽の懸崖を飾る場合のポイント
盆栽の懸崖についての基本的なことを説明したあとは、懸崖の盆栽を飾るポイントを説明します。
ポイント1:懸崖の盆栽に合ったスペースを確保する。
盆栽の樹形の中でも「懸崖」は、盆栽を飾る際にスペースを吟味する必要があります。
盆栽の懸崖の良さは、その姿に力強さを感じることができることなので、可能な限りスペースを広めにとって盆栽が際立つような飾り方をすると良いでしょう。
ポイント2:懸崖の盆栽に合った盆栽台を用意する。
葉や幹が根よりも下に垂れ下がった姿が特徴的な懸崖の盆栽の魅力をより引き出すために、盆栽台は高さを持たせることができる台や盆栽棚を用意すると良いでしょう。
尚、盆栽鉢の大きさによって無理にバランスをとってしまうと盆栽全体の見栄えが悪くなることがありますので注意してください。
盆栽台について下記の記事で詳しく説明しているので是非ご覧ください。
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懸崖の盆栽を飾る場合は以上の2ポイントを是非意識してみてください。
盆栽の懸崖とは?飾り方のポイントも合わせて紹介のまとめ
今回の記事では
- 盆栽の懸崖とは?
- 盆栽の懸崖を飾る場合のポイント
を紹介させていただきました。
盆栽の「懸崖」は、写真で見るよりも実際に見る方がその力強さを感じることができます。盆栽の樹形を覚えて、盆栽の楽しみ方を増やしていきましょう。