盆栽の実もの(実もの盆栽)とはどんな盆栽のことかご存知でしょうか?
また、実もの盆栽には種類はどんな種類があるかご存知でしょうか?
実もの盆栽の具体的な種類や特徴について教えて欲しい。
こんな方に向けた内容となっています。
本記事の内容
- 盆栽の実もの(実もの盆栽)について
- 実もの盆栽7種類の特徴(植え替え時期、剪定時期、針金かけ時期など)
盆栽の実もの(実もの盆栽)とは?
まず盆栽の実もの(実もの盆栽)がどのようなも盆栽なのかを紹介します。
実もの盆栽とは?
盆栽の種類は、松柏、葉もの、花もの、実もの4種類に別れます。
その4種類の中で「実もの」盆栽に分類される盆栽は、「実がなる」盆栽のことです。
実もの盆栽の具体的な例としては、花梨や姫りんごなどがよく挙げられます。
なお、盆栽の樹種の分け方は松柏、葉もの、雑木類の3種類で分類することもあり、その場合は雑木類の中に実もの盆栽も含まれます。
実もの盆栽で「実がなる」ための条件
実もの盆栽は、「実がなる」盆栽であることは説明しましたが、「実がなる」為には花を咲かせて受粉をすることで結実をさせなければなりません。
自然界の植物と同様に虫や風によって受粉をさせる必要があるので、室内で実もの盆栽を育てており、受粉の機会がない場合は実がならない可能性があります。
実もの盆栽は、実がなる条件を育てる前に把握しておくと良いでしょう。
盆栽の実もの(実もの盆栽)の種類と特徴を紹介
盆栽の実もの(実もの盆栽)とは何かを説明したので、次は具体的に実もの盆栽の種類と特徴(植え替え時期、剪定時期、針金かけ時期)をご紹介します。
今回は、7種類の実もの盆栽について特徴を紹介します。
- 花梨(カリン)
- 姫リンゴ
- 小梨(コナシ)
- 老爺柿(ロウヤガキ)
- 柿
- 梅擬(ウメモドキ)
- 深山海棠(ミヤマカイドウ)
実もの盆栽の種類1つ目:花梨(カリン)
黄色く香りのある実がつく。
季節により葉の色付き、花の美しさが楽しめる盆栽。
実が大きくなると、実の重さに枝が折れてしまうことがある。
植え替え時期:3月頃、9月頃
剪定時期:2月から3月頃、9月から10月頃
針金かけ時期:2月から3月頃、5月から6月頃
実もの盆栽の種類2つ目:姫リンゴ
実がリンゴと同様に青から赤へと色づく。
寒さには強いが、暑さに弱いので注意が必要。
結実性については、品種によって異なり、自家受粉ができない場合が多い。
植え替え時期:3月頃、10月頃
剪定時期:2月から3月頃、5月から9月頃
針金かけ時期:5月から6月頃
実もの盆栽の種類3つ目:小梨(コナシ)
小さい梨の様な実が秋になると実らせる。
春頃から夏の初めにかけて白い花を咲かせる。
植え替え時期:2月頃、4月頃
剪定時期:3月から6月頃
針金かけ時期:12月から2月頃
実もの盆栽の種類4つ目:老爺柿(ロウヤガキ)
小さく楕円形の渋柿を秋になると実らせる。
花は春の時期に咲く。
植え替え時期:4月から5月頃
剪定時期:5月頃
針金かけ時期:6月から7月頃
実もの盆栽の種類5つ目:柿
小さく楕円形の実を秋になると実らせる。
老爺柿とは植え替え、剪定、針金かけのじきは異なる。
植え替え時期:3月頃
剪定時期:5月から6月頃、11月頃
針金かけ時期:6月から7月頃、11月頃
実もの盆栽の種類6つ目:梅擬(ウメモドキ)
秋に赤が鮮やかな小さな実をいくつも実らせる。
葉が落葉した後も実だけはしばらく残る。
植え替え時期:3月頃
剪定時期:3月頃
針金かけ時期:5月から6月頃、12月から2月頃
実もの盆栽の種類7つ目:深山海棠(ミヤマカイドウ)
実が黄色から真紅色に変化する、カイドウ類の中でも実なりが美しい盆栽。
四季の変化を葉の色づきも含めて楽しむことができる。
植え替え時期:3月半ばから終わり頃
剪定時期:12月から2月頃
針金かけ時期:6月から7月頃
盆栽の実ものとは?種類と特徴を紹介のまとめ
今回の記事では
- 盆栽の実もの(実もの盆栽)とは?
- 盆栽の実もの(実もの盆栽)の種類と特徴を紹介
を紹介させていただきました。
今回紹介した実もの盆栽7種類は人気のある種類となるので特徴をぜひ参考にしてください。