盆栽の水やりの役割とは何か?また、盆栽の水やりの頻度と正しい方法はご存知ですか?

盆栽の水やりの正しい方法について教えて欲しい。
こんな方に向けた内容となっています。
本記事の内容
- 盆栽の水やりの役割
- 盆栽の水やりの頻度
- 盆栽の水やりの正しい方法
- 底面給水の方法

目次
盆栽の水やりの基本知識
まず、盆栽の水やりの基本知識として
- 盆栽の水やりの役割
- 盆栽の水やりのタイミングと頻度
を紹介します。盆栽の水やり基本を理解することで水やりの必要性がわかります。
盆栽の水やりの役割
盆栽の水やりは、盆栽の鉢の中にある空気を入れ替える役割を持っており、単純に水分を補給するだけが「水やり」の役割ではないです。
また、水流によって鉢の中の老廃物が押し出されることも盆栽の水やりの役割となっています。
盆栽の水やりのタイミングと頻度
盆栽の水やりのタイミングは、鉢の土の表面が乾いた時がタイミングの基本です。
しかしながら、盆栽の水やりの頻度は「盆栽の樹の種類」と「季節」によって異なりますので覚えておきましょう。
盆栽の樹の種類
水を好むものとそうてないものを事前に調べておくと良いです。
季節による水やり頻度の目安
盆栽の季節による水やりの頻度は、異なりますので以下を参考にしてください。
春:1日に1回の水やり
夏:1日に2回から3回の水やり
秋:1日に1回の水やり
冬:2日から3日に1回の水やり
盆栽の正しい水やりの方法
盆栽の水やりの基本知識の次は、盆栽の正しい水やりを紹介します。
水やりは、季節によって異なりますが1日1回行いますので、正しい水やりを覚えましょう。
盆栽の水やりの量について
盆栽の水やりを行う時にどれぐらい水の量を与えたら良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。
盆栽の水やりでは、盆栽の根元から水を与えて「鉢穴から水が流れ出るまで」たっぷりと水を与えましょう。
ただし、水やりでは水を勢いよく多く与えすぎない様に注意が必要です。
盆栽の水やりの方法について
盆栽の水やりはできるだけ細かい穴のハス口のついたじょうろを使用して、優しい水流でたっぷりと水を与えてください。
水は盆栽の幹を軸にして左右に回しかけて、全体にしっかりと水が行き渡る様にすることがポイントで、盆栽の水やりの役割にもあった「空気の入れ替えと老廃物を押し出す」ということを意識しましょう。
尚、庭で盆栽に水やりを行う際に水道水でホースを使用して行う場合もあると思いますが、基本は一緒でホースの水やりの場合でも優しい水流でまんべんなく水を与えてください。
尚、盆栽のじょうろの選び方はこちらの記事を参考にしてください。
-
-
合わせて読みたい盆栽のじょうろの選び方4つのポイント!水やりの良い例と悪い例も合わせて紹介
盆栽のじょうろの選び方はご存知でしょうか? こんな方に向けた内容となっています。 本記事の内容 盆栽の「じょうろ」の選び方の4つのポイント じょうろで盆栽に水やりの良い例、悪い例 盆栽のじょうろの選び ...
続きを見る
盆栽の水やり「底面給水」について
盆栽の水やりには「底面給水」という方法があり、盆栽が水切れや水不足になった場合の処置の方法です。
底面給水の手順
step
1盆栽の鉢が入るサイズのバケツや桶などに水をはる。
step
2水をはったバケツに盆栽を鉢ごと入れて表土までを水に浸します。
step
3表面の土の色が変わるまで水を行き渡らせる。
※盆栽の水切れの際の応急対応として底面給水を行ったのちに植え替えで根の状態を確認することが必要となります。
「底面給水」を行わずとも良い様に、盆栽には適切な頻度で正しい水やりを行うことが重要です。
盆栽の水やりの役割、頻度、正しい方法を紹介のまとめ
今回の記事では
- 盆栽の水やりの基本知識
- 盆栽の正しい水やりの方法
- 盆栽の水やり「底面給水」について
を紹介させていただきました。

盆栽の正しい水やりは、優しい水流で「鉢穴から水が流れ出るまで」たっぷりと水を与えてください。
盆栽の水やりは基本となりますので、ぜひ正しい知識を習得しましょう。